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またまた久々の投稿となります。笑
3月に入り、少しずつ暖かい日が増えてきましたね!
さて、今回は当社の新事務所となる「バルコニー菜園のある家」の屋内の壁の工事風景を投稿していきたいと思います!
ちなみにこの物件の屋内の壁は、珪藻土の左官壁が仕上げとなります。
それではまずはこちらをご覧ください。
こちら写真はまだ壁が出来る前の様子です。
ここに石膏ボードという壁の下地材を施工していきます。
こちらが石膏ボードです。
石膏ボードとはその名の通り、「石膏を主成分とした素材を板状にした建築材料」です。
防火性や遮音性などの特徴を持っていて、住宅の壁や天井の下地材として一般的によく使用されています。
それではこちらの石膏ボードを施工していきたいと思います。
無事に全ての石膏ボードが貼り終わりました!
このように壁となる部分に全体的に貼っていくのです。
石膏ボードの施工が終わったら、続いてパテ処理を行います。
パテ処理とは、下地表面の段差や凹凸を平滑にするための処理のことです。
このように石膏ボードの表面は石膏ボードを留め付けるために使用したビスの穴や、ボードとボードのつなぎ目などに凹凸が生まれています。
この状態では仕上げ材が綺麗に施工できません。
なのでこういった箇所にパテという、炭酸カルシウム・石膏・樹脂などをペースト状にした充填材を塗っていきます。
するとこのように凹凸がなくなっていくのです。
さて、これで壁の下地処理が完了したので、ここから仕上げ材を施工していきます。
壁の仕上げは珪藻土左官です。
それでは先に材料の下塗りを行いましょう!
仕上げ材を塗る前に、このように下塗り材を塗る必要があります。
下塗り材は接着剤のような役割があり、この後に塗る仕上げ材をしっかりと定着させるために塗ります。
この下塗り材を塗らずに石膏ボードに直接仕上げ材を塗ってしまうと、仕上げ材が上手く付かずに剥がれてしまう恐れがあります。
ちなみに下塗り材を塗った後の表面をアップにして撮影したのがこちらの写真です。
では下塗り材が乾いたら、今度は仕上げ材を塗っていきます!
左官塗りは、その塗り方によって様々な模様を付けることもできます。
この「バルコニー菜園のある家」では、各部屋ごとに色や模様を変えて塗ってみました。
なのでそのいくつかをご紹介したいと思います!
こちらはリビングです。「木ゴテ引きずり仕上げ」という模様を付けてみました。
こちらは寝室です。「ホウキ仕上げ」という模様を付けてみました。
こちらはトイレです。「剣先仕上げ」という模様を付けてみました。
そして最後に応接室です。
こちらは模様を付けていないのですが、実は材料自体にちょっとした工夫をしてみました。
こちらの壁は土壁風のデザインにしたかったので、材料となる珪藻土に藁苆(わらすさ)を混ぜてみました。
藁苆とは藁を細かく切ったもので、土壁の材料にも使われたりします。
それにより土壁のようなデザインの壁を演出することができました!
さて、今回は屋内の壁の工事風景を見ていただきました。
近年の住宅の場合、屋内の壁の仕上げはクロス貼りが多いです。ですがこういった珪藻土などの自然素材の壁も、またいいものです。
自然素材を使用した家づくりの良さを、一人でも多くの方に知っていただくことができたら嬉しいです。
writer:Arata Iso
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