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本日は当社の新事務所「バルコニー菜園のある家」の浴室の工事の様子を、投稿していきたいと思います!
昨今の一般住宅では、浴室はユニットバスを採用するところが多く見られます。
ちなみにユニットバスとは、「床・壁・天井・浴槽などのパーツがセットとなって製造され、それを現場で組み立てる浴室」のことを言います。全てが一体化している製品(浴室)のことなのです。
「ユニットバス=浴室・トイレ・洗面台が一緒の部屋にあるもの」と勘違いされている方もいらっしゃるかもしれませんので、ここで説明しておきますね。
さて、その中で「バルコニー菜園のある家」ではハーフユニットバスというのを採用しました。
ハーフユニットバスとは、「床・浴槽・壁の下部分だけを、ユニットバスのようにセットで製造する浴室」のことです。
こちらの物件は浴室が2階にあるので、安全性を考慮し、浴槽と床を工場で製造してもらうこととしました。
そして壁・天井は大工さんの手作りで作ってもらっています。
それでは工事の様子を見ていただこうかと思います!
まずは浴槽と床(洗い場)が現場に搬入された時の写真です。
このバスユニットはFRP(繊維強化プラスチック)製品を製造している日比野化学工業さんに特注で制作していただきました。
メーカーの方でもハーフユニットバスを製造している会社はいくつかあるのですが、メーカーの場合は既製品となり、安全性・安心感はあるものの、すでに仕様が決まってしまっているので自由な設計ができないといったデメリットもあります。
この「バルコニー菜園のある家」では、既製品では対応できない大きな窓を設けたかったので、今回は日比野化学工業さんに制作を依頼したのです。
そしてこのバスユニットを2階にある浴室まで運びます。
その途中、浴槽をバルコニーに仮置きしていたのですが、その時撮った写真がこちらです!
なんだかシュールな露天風呂みたいだとおもしろくなってしまい、思わず写真を撮ってしまいました。笑
さて、それでは気を取り直して、浴室内にバスユニットを入れていこうと思います。
このように綺麗に収まりました!
この写真の右側に窓が映っているかと思いますが、こちらが既製品では対応しきれなかった大きな窓です。
こちらの窓からベランダに出られるようになっています。
この「バルコニー菜園のある家」は1階が当社の事務所となっているので、洗濯物を外(庭)に干すのが難しいです。
なのでこちらにベランダを作り、外に洗濯物を干せるスペースを確保しました。
また、この大きな窓から自然光が入ることによって、浴室の中も日中は照明をつけなくてもかなり明るく、とても気持ちのいい空間となっています!
さて、バスユニットの設置・配管が終わったら、次は壁・天井を作っていきます!
まずは耐水合板とポリフィルムで防水のための下地を作っていきます。
そしてその上に仕上げ材を施工していきます。
こちらの浴室は、壁・天井の仕上げ材にサワラの板張りを採用しています。
サワラはよくサウナなどで使われている木材なのです!
全て張り終わるとこんな感じとなります!
既製品にはなかなか無い、味わい深い浴室ができたのではないかと思います。
夜はこの木の温もりに包まれながら入浴すると、心も体も落ち着き、一日の疲れを癒してくれるような空間となりました!
といったところで今日はここまで!
また工事が進んだら近況を投稿しますね!
writer:Arata Iso
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